生きたいから死ぬ、

空白を満たしなさい

NHKの土曜ドラマ（全5回）を見た、とても見ごたえのあるドラマだった。

たまたまCMをチラ見したら、どうしても見たくなって、
１回目、２回目を見逃してしまったのだが、ネットであらすじを検索して、
3回目からの途中から見始めたもの。

ドラマのあらすじは省略してしまうけど・・・
そのドラマの中で衝撃だったのが

「人は生きたいから死ぬ」ということ。

矛盾しているようだけど、そうではなくて・・・。

自分の中にはたくさんの「自分」がいて、
理想の自分として生きたいと思う「自分」が、闇のある「自分」を殺そうとする。

知らないうちに「自分」が「自分」を殺す……

結局、本人が知らぬ間に死を選んでしまっている、というものだ。

誰も死にたくない

なんとなく分かる気がする。
誰も死にたくて死ぬ人はいない、幸せに生きたいからこそ・・の結果なのだ。

ドラマの中では「ゴッホ」を例えに説明しているが、
ドラマの原作である小説の中では「分人」という話で詳しい内容が書かれているようだ。
ぜひとも読んでみたい、と思っている。