衝撃的な言葉
「子どもに対して癒される、と思ったことがなかった。」
先日、二人のママ友たちとの食事していた時の会話で
そのママ友が自分の子どもについてそう言った。
私以外の二人のママ友がどちらもそうだと言うのだ。
私たちの子どもたちはほぼ成人を迎えており、子育ては一段落している。
それぞれが猫や犬を飼っていて、
「ペットは癒されるよね~、子どもが小さかった時みたいに!」
と、私が言ったときに返ってきた言葉が
前述した「子どもに癒されたことがない」という内容だった。
余裕がない母親
結婚して子どもを産んで、とにかくちゃんと子どもを育てないと・・・という思いで
必死に子育てしてきたから、当時は「かわいい」「癒される」などと思った時は
一度もなかったというのだ。
確かに私もそうだった、子どもが夜寝るまで自分の時間がなくて、かといっても
子どもを寝かしつけるとそのまま子どもと寝てしまって・・・・また朝が来て・・・・。
特に親戚が子育てについて、色々口出ししてくるものだから、自分の意見も言えずに
イライラや不満がたまってしまい、子どもに八つ当たり・・・なんてこともしていたことを
思い出した。
それでも、やっぱり子どもの寝顔には癒されたし、とてもいとおしかった。
だから辛い状況の中でも(どんだけ辛かった?!辛かったのです)、
なんとか三人の子どもを育ててこれたのだと思っている。
母親としての責任
それが、ママ友たちは「かわいい」と思う余裕もないほどの責任感で子育てをしてきたのだ。
確かに、その友の子どもたちもみんなしっかり成長しているし、結婚して家庭を持った子もいる。
なるほどな~。うん、うん。そうか、それは仕方ないよね。
だから、孫が出来たりすると、親としての直接の責任がないから、
かわいがるだけかわいがってしまうのだろうな~。
でもやっぱり、勿体ない。
赤ちゃんの時のぷにょぷにょ感やおっぱいの甘い匂いやおサルさんみたいな顔や
まるいお尻や・・・言い出したらキリがないくらいのかわいいところがたくさん
あるのに、「かわいいと思ったことがない」とは・・・・・。
父親も同じ親でしょう!
私たち三人が共通して言えるのは、
子どもの父親が子育てに非協力的だったことだ。
確かに仕事も遅く、休みの日もあまりなかったこともあるが、
やはり「父親としての責任」がほぼないに等しかった。
自分の気分で子どもに構ってみたり、遊んでみたり・・・。
今思い出してもあまり気分がよくない。
その当時はそれでよかったのだが、今更ながらなぜ私は何も言わなかったのだろうか、
と不思議でならない。
とにかく、ここで言いたいことは、
子育てとは母親だけが責任を持つことではない。
父親も同じ親だという自覚が必要で、もっと母親が余裕をもって、
自分の産んだ赤ちゃんを「かわいい」と心から思える環境が必要だということだ。
何度も言いたい!
「子供はかわいい、赤ちゃんは尚更かわいい!」